前編では、ホロスコープの作り方と、ホロスコープに書かれている記号について説明したね
それぞれの丁寧な解説は追々やっていくとして、後編では試しにホロスコープを読んでみよう!
ちょっと待った!まだ紹介してないことがあるよね!?アスペクトは?格式は!?
(え、意外と詳しいじゃん……)
紹介してもいいんだけど、星座や惑星、ハウスに詳しくなると勝手に覚えられるよ
そうなの?勝手に?
逆に、星座、惑星、ハウスの知識がないと、アスペクトや格式について勉強したって頭に入ってこないと思うよ〜
初心者向けの記事ではアスペクト、格式、小惑星などの説明は省略します。
詳しくはいつか別記事にする予定です!
実際にホロスコープを読んでみる
では、簡単にホロスコープを見ていきましょう。
参考にするホロスコープはこちらです。
ふむふむ……って、よく見たらこれ、まらをさんのホロスコープじゃん
ちょっと恥ずかしいけど……占いを広めるためなら喜んで人柱になるよ!
(人柱って……)
西洋占星術の練習その1〜太陽の星座を見てみる〜
最初にどの惑星がどの星座に入っているかを見ていくのですが、まずは太陽を見てみましょう。
太陽はテレビや雑誌の星占いでも用いられるほど、個人への影響力の高い惑星なのです。
上の図の赤丸をつけたところに注目してください。
太陽(☉)が獅子座♌️に入っているので、まらをは獅子座です。
今回は練習なので、前編の記事で挙げたキーワードを使って分析してみます。
\前編はコチラ/
太陽は『目標、願望』です。
獅子座は『自尊心、闘争、情熱、特別感』です。
単純に組み合わせると<自尊心を高めたり、情熱的だったり、特別な生き方をするのが目標、願望>という結果になります。
『闘争』は自分との戦いという風にも取れるね。
自分と戦って昨日の自分を超えていけたら、自尊心に繋がるよ!
でも、他の人と闘争する場合もあるよね?ていうか、そっちが先に思い浮かぶけど
そうだね……。つい1番になりたくなっちゃうのは獅子座の性だね
次に、ハウスを見てみましょう。
獅子座の太陽が10ハウスに入っています。
10ハウスは『仕事、義務感、使命感』でした。
先ほど作った文章にハウスのキーワードを組み合わせていくと
<自尊心を高めたり、情熱的だったり、特別感のある生き方をするのが目標、願望であり、仕事で発揮されると充実感が高い。また、目標を達成することを義務、使命だと感じる>
という結果になります。
キーワードだけ使って鑑定文を考えてみると、こういう感じかな。
仕事で1番になったり、関係のある資格を取ったりして、周りから褒められると自信が付くね。
でも嬉しいからそうなりたいというより「やらなきゃ!!」みたいな焦りもあるよ。
やる気がなくなって悩むようになったら、まらをさんならどうする?
色々思い浮かぶけど、1番になれそうだったり、周りが「スゴイ!」って言ってくれそうな環境を探すかなぁ~。
他の人がやらないことに挑戦してみるとかもいいね。
西洋占星術の練習その2〜土星の星座を見てみる〜
他の惑星でも先述のようなやり方で繰り返し分析していきます。
今回は試しに土星も見てみましょう。
土星は『使命感、義務、圧迫』です。
水瓶座は『変革、自由、冷静、博愛』です。
4ハウスは『仲間、家族』です。
キーワードを組み合わせていくと
<仲間や家族の中で変革を起こし、自由になることが使命だと感じる>
などです。
え?どういうこと?
キーワードだけ当てはめていってもチンプンカンプンな結果になることもあるってことだね
まらをの場合、集団行動が苦手だし、家庭も持ってないよ。友達も全然いないし。
また、水瓶座は自由を欲する星座だから、集団より単独行動する方が自由な感じがするよね。
あとは、家族や仲間とは程よい距離感を好む、とかかな。過干渉な親とか、みんなで同じことをしないといけないようなグループに所属していると苦しいね。
なるほどね、キーワードから現実的な内容を引き出していくとそうなるんだ
もっと細かく鑑定していきたいところだけど、練習なのでここまで。
少しでも西洋占星術の雰囲気を感じてくれたら嬉しいな〜
ホロスコープで悩むポイントを探す
実際の鑑定では、相談者がなぜ悩むのかを読み取る必要があります。
簡単に言えば『自己矛盾』を探すイメージです。
先ほど、獅子座の太陽と、水瓶座の土星について考えました。
この星の並びにも自己矛盾が見つかります。
集団行動が苦手なくせに、会社や仕事で一番になりたいんだね。
会社で認められるには集団行動ありきなところがあるからね。
実際に会社の人同士で仲良くなりすぎたのが嫌になって転職したことがあるよ。
でも、職を転々としないで一つの会社で頑張った方が認められやすい
まさしくそうだね、こういうポイントが悩みを生み出す原因かもしれないってことだよ。
実際には他の星座もあるから、全部を見る必要があるよ!
悩みが複雑になるわけだ
人の『悩み』というものは、現実に起きていることが原因なのではなく、自分の心の仕組みが原因なのではないか、という視点で考えることができるのが西洋占星術の醍醐味です。
こういった悩みやすいポイントを見つけて、心の仕組みを分析することで、自分自身とうまく付き合っていく方法を模索するのです。
自分の生まれ持ったホロスコープは変えることができません。
ですから、自らのホロスコープを受容して、星座や惑星、ハウスの特性を知り、それぞれの動きをコントロールしていく他ないのです。
ふたつの星座や惑星があるならば、それらを同時に働かせるのではなく、それぞれの特徴を活かせる環境を複数持って、時と場合によって切り替えることを意識することがひとつ。
もうひとつは、一見矛盾しているような星座や惑星が調和できるような状況を作り出すことです。
上記で挙げた悩むポイントを再び例に取って、それぞれの星座と惑星が調和する環境を試しに考えてみると、
「飲み会を断っても仕事の評価に影響せず、プライベートに一切干渉してこない職場。
なおかつ、資格や専門知識が必要な職種や、変わった職種を選択する」
もし、そういった選択ができれば、水瓶座も獅子座も立てられそうじゃないでしょうか。
悩みができたらその都度解決するのも大切かもしれないけど、普段から自分の心と上手に付き合っていくにはどうすればいいかを意識して行動するのが建設的だとまらをは思っているよ。
ホロスコープはその行動計画を立てるのに一役買ってくれるんだ。
完璧な行動を取るのは難しいかもしれないけど、自分がどういう傾向にあるかがわかればある程度妥協できたり、発散するための方法も思いつきそうだね。
占い師は依頼者さんの代わりにホロスコープを読んで、相談内容に沿うアドバイスをするよ。
あなたはこういうところがスゴいとか、言葉にならないような気持ちを言語化したりとか。
過去の出来事の原因を探ったり、今後こういうところに気をつけましょうね、とかかな。
まらをは「依頼者さんでも気づいてない自分自身を教えてあげる」イメージで鑑定してるよ。
ホロスコープを読むのが難しい場合は、占い師に依頼してみてね〜!